古時計 明治28~30年製造 精工舎8吋金縁張四ツ丸 [25058401]
商品詳細
趣味で古時計修理しています。今回の出品は明治28~30年製造 精工舎8吋金縁張四ツ丸です。
地板は明治20年代の角カド、ガンギ車リベット止も角型、数取り車は2番車の上、捨て孔の位置は明治28~30年、吊り金具は明治20年代の小判型1本止。以上のことから明治28~30年製造と判断。地板にS刻印なし。(明治30年代末からS刻印)
ムーブメントは塩酸で錆取り、真鍮ブラシで磨き、ホゾ孔を小さくし、ゼンマイを磨きました。
文字盤枠は旧型幅広枠、文字盤は鍋底型、コピー文字盤。
ケースは写真15のように痛みの激しい金縁、丸飾りは欠損。熟慮の末、復元することにしました。金縁は水性ペイント(真鍮紛は化学変化で難しかった)(実際の色は写真より明るい)丸飾りは金縁四ツ丸と同形。位置は1個を固定し水準器で決定。
※良い方法があれば書き込みを。私や修理趣味の皆さんの参考になります。
ケースの痛みも激しかったので、エポキシ樹脂で剥離防止と充填しカシュー漆を塗り、さらに全体をカシュー漆クリアでバランスを取っています。
背板に凸反りがあるため、共振防止に木片を膠で接着してあります。(背板はいつの間にか反っていることがあります。今一度点検を)
風防ガラスはゆらゆらガラス、振子窓ガラスもオリジナルの。風防枠止は真鍮板から切り出し。
振子と鍵はオリジナル。7日以上稼働します。
縦約48㎝ 横約28㎝
時代考証は「TIMEKEEPER古時計どっとコム」を参考にしました。説明に誤りがありましたら、ご容赦ください。NCNR
※風防ガラス割れ防止にコンパネを使用します。ご安心ください。
【振子窓でわかる小型四ツ丸の年代】
①明治25~30年 写真3にある4(これだけ)
②明治30年中期~40年 写真16にある線画花模様
③明治40年~昭和初期 写真なし 太絵カーネーション
※ガラス絵と上記年代に矛盾する場合は取り換えの可能性もあります。120年間には様々な修理があったでしょう。
カテゴリー | 家具・インテリア > インテリア小物 > インテリア時計 |
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商品の状態 | 傷や汚れあり |
古時計 明治28~30年製造 精工舎8吋金縁張四ツ丸
【在庫数について】
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